アイルランドは、僕が想像していた以上に素朴な国でした。
素朴という言葉も当てはまりますが、あまり経済的に豊かでない人もいるようでした。
仕事をしていない若い人もいるようでした。
「この子のために、お金をください」 といいながら、僕に赤ちゃんを見せる母親がいました。
ベンチで座っている僕に親しそうに話しかけてきたカップルも、
「この子のために、お金をください」 と言いました。
特に、あとのカップルは車に乗っていたので、本当に貧しいわけではないように見えました。
きっと、働きたくないんだと感じたので、断りました。
僕は明らかに旅行者であり、旅行できるほどのお金があるなら分けてくれ、といわれているような気分になりました。
もし、僕が彼らの立場になったとして、働き口がなくてお金がなく、赤ちゃんに食べさせる食べ物がなければ、きっとそうするだろうか。
アイルランドの一面。